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はじめに

有賀 正先生

【総監修】
北海道大学
有賀 正先生

原発性免疫不全症 (primary immunodeficiency: PID)は一般の小児科医からは毛嫌いされているような気がしています。非常にまれだと言うこと、病態が複雑であること、病気の種類が多いこと、管理が難しいこと、予後が良くないことなどが理由としてあげられるかもしれません。実際に疾患の種類は分子遺伝学の進歩とともにますます増える傾向にあり、PIDを専門としていてもすべてを理解することが困難になってきています。しかし、遭遇する機会が多いと思われるPIDの種類はそれほど多くはありませんし、なにより早期に診断して適切な治療介入がされるかどうかで患者さんの予後には雲泥の差がでてきます。すべてとはいいませんが、PIDは治癒が期待できる疾患となってきました。また、診断技術も研究者の長年の努力によって急速に発展してきています。こういう意味でもPIDという疾患を頭の片隅において、鑑別すべき症例を早急に専門施設に相談するということが益々重要となってきています。この度、PIDの疾患に関しての理解を深めてもらおうと、それぞれの専門家に得意な疾患について解説してもらい、その情報をネット上に公開することとしました。多くの人にこのホームページを是非気軽に利用していただき、PIDの知識を深めていただきたいと心から思っています。

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